初めての新卒採用実務学内セミナーの対応新卒採用実務のヒント

「学内セミナー」の効果UPは参加準備が重要

全国各大学で学内セミナーが開催されますが事前準備は万全でしょうか?大学によって進め方や内容は一部異なりますが、学生と直接コミュニケーションをとることができる機会になりますので、学生にとっても企業にとっても有意義な時間にすることが重要です。

事前広報で効率的な接触

各大学へ直接足を運ぶわけですから、1人でも多くの学生と接触できるように工夫することが大切です。既に就職サイトや自社サイトからエントリーを受け付けている場合は、エントリー学生の中に対象大学の学生が含まれているかどうかを確認してください。もし、1人でもエントリーしているのであれば、事前に学生に対してメールを送り、学内セミナーの会場で会えるように手配しましょう。

また、就職サイトに付帯しているブログ画面や企業マイページ画面が利用可能であれば、学内セミナーへの参加情報を告知することは効果的な手法です。特にブックマーク学生は、エントリーまでは行っていませんがブックマークした企業に対して興味関心を持っていますので、学内セミナーをキッカケにエントリーへ進むことが考えられます。

DM機能を利用できる場合は、対象大学の学生に対して、DM発送を行う事も有効です。特に、電気・電子・機械系など工学系学生、また薬学系学生を採用対象としている企業の場合、1人でも多くの学生との接点を増やすという意味ではぜひ検討すべき手法です。

学生とのコミュニケーション時間は限られる

大学によって学内セミナーの運営や進行の流れは様々ですが、概ね短い時間で会社説明を行う必要があります。ある大学では、学生が多くの企業を訪問できるようにといった配慮から、20分毎に一律で別の企業に移動させる運営を行うケースもあります。そのため、短時間で説明可能なツールを事前に準備することがポイントになってきます。

終了後のフローを明確にする

学内セミナー終了後のフローを事前に明確にする必要があります。多くの企業は、自社会社説明会への誘導が中心になると思います。その場合、日程や会場について説明する資料を用意することが大切です。そのほか、OBOG訪問の案内を行うケースや工場見学会・店舗見学会を案内する場合もあります。いずれにしてもその場で予約を取ることが重要になります。事前に流れを決めて、必要な資料をしっかりと用意しましょう。

<参考>

理工系採用を狙うメーカーA社の学内セミナー対策

A社はメイン業種が化学系のため、電気・機械系の学生からは、自分とは異なる分野といった見方をされており、毎年電気・機械系学生の採用で大変苦労している企業です。そのため学内セミナーを強化するために以下のような準備をされていました。今回はその中の一部をご紹介します。

★ポイント1.参加者の人選

採用担当者が文系出身のため、学内セミナーには参加大学のOBOG社員に協力を要請。特に採用強化したい電気系、機械系、数学系の出身者をそれぞれ1名ずつ当日手配。

※しかし、すべての学内セミナーに社員を同席させることはできなかったので、社員から後輩へのメッセージを事前に動画で撮影し、セミナー会場で学生に見てもらえるように準備。

★ポイント2.既エントリー学生の中から対象大学の学生に事前告知

就職サイトからのエントリー者の中で、対象大学の理工系学生に絞り、当日参加する旨とOBOGが同席することを事前に告知。友人を誘ってブースに来て欲しい旨を伝える。この時、採用担当者の名前と併記して、当日参加する社員の名前と卒業年や学部・学科名を明記。そのほか、大学を選択して対象学部・学科の学生にDM告知も実施。

★ポイント3.工場・研究所見学会の開催を事前に決定

学内セミナー後、工場・研究所見学会を実施することを伝え、できる限りその場で予約を取るように運営を工夫。

以上のポイントで学内セミナー実施したところ・・・・

  • 先輩と話すことを目的に訪問する学生が増加
  • 会話の内容が、普段の会社説明会では交わされない専門技術に関する内容が多くなる
  • 見学会への参加人数の増加

このような変化につながったようです。

◎今回は学内セミナーの対策についてまとめてみました。早期に学生と接点を持つ事ができる機会になりますので、準備をしっかりと行い積極的に活用することで、採用成果につながる学内セミナーを実現することができます。